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2024.05.28
スツールとは?素材や種類、選び方を詳しく紹介
[item ] [インテリア ]
この記事では、様々なシーンで活躍するスツールについて詳しくお伝えします。スツールの素材や種類のほか選ぶ際のポイントを紹介します。記事の最後には、会議室やミーティングスペース、ラウンジスペースといったビジネスシーンでの活用方法についても触れています。スツールを利用し、空間の有効活用、快適で便利な生活を送るためのヒントが詰まっていますのでぜひご覧ください。
スツールとは
スツールとは、座面が高く、背もたれや肘掛がないタイプの椅子を指します。シンプルなデザインのスツールは、様々な用途に合わせて幅広く利用されています。
バーカウンターやキッチンカウンターで使われる高さのあるスツールから、リビングルームや書斎で使われる低めのスツールまで、種類が豊富であることが特徴の一つです。
また、利用目的だけでなく、様々なデザインが存在し、インテリアのアクセントとしても重宝されています。
日本では、古くから「腰掛ける家具」として親しまれてきたスツールは、その使い勝手の良さとシンプルなデザインから多くの人々に愛用されています。
オットマンとの違い
スツールとオットマンは、どちらも背もたれや肘掛けのない家具として知られていますが、それぞれ異なる目的や用途で使われています。
スツールの主な目的とした椅子であり、単身で使うチェアに合わせるためのアクセントとして用いられることが一般的です。
一方、オットマンは「足を置く」ことを主な目的としており、チェアやソファの前に置いて足を伸ばしてリラックスするための家具として使われます。
オットマンはソファやオフィスチェアとセットで購入されることが多く、足を伸ばしてくつろぐ際に活用されることが一般的です。
スツールとオットマンは、形状や機能は似ており、座面の高さなどに問題がなければ、スツールを足置きにしたり、オットマンに座ったりすることも可能です。
スツールの素材
スツールは様々な素材で作られており、その素材によって外観や特性が異なります。
スチール
スチール製のスツールは、軽量でありながら頑丈であり、オフィスやカフェなどでよく使用されます。シルバーやブラック、ホワイトなどの塗装が施された製品が一般的です。
ウッド
ウッド素材のスツールは、樹種や塗装によって風合いが異なり、様々な色味が楽しめます。ナチュラルテイストの空間では、ウッド素材のスツールは自然な雰囲気を演出します。
張地
張地は、椅子やソファーの座部分などに使用される素材で、合成レザーやファブリックが用いられます。合成レザーは水をふき取りやすく、ファブリックはむれにくい特性があります。
ラタン
ラタンは、東南アジアなどの熱帯雨林地域のジャングルで自生する植物で、天然素材なので、アジアンテイストの店舗や入浴施設などで好まれます。
樹脂
樹脂素材のポリカーボネートやポリプロピレンなどが使用されたデザイン性の高いスツールが多くあります。これらの素材は耐久性が高く、軽量でありながらも頑丈で安定感があります。
アルミ
屋外使用可能なアルミ素材は軽くて耐久性が高く、雨水が溜まらないように穴が開けられたり、隙間を設けたスツールを作成する際に使用されます。
ペーパーコード・ペーパーウィッカー
ペーパーコードやペーパーウィッカーは紙で作られた特殊な素材であり、耐久性や汚れがつきにくい特性を持ちながら、自然な味わいが魅力です。
これらの素材を組み合わせて、機能性やデザイン性に富んだスツールが生み出されています。
スツールの種類
スツールにはさまざまな種類があります。
ハイスツール
ハイスツールは、カウンターテーブルやバーカウンターなど、高さのあるテーブルと相性の良いスツールです。背の高い設計でありながら背もたれがないため、コンパクトでスタイリッシュな印象を与えます。
最近では、一般家庭でもカウンターキッチンが流行となっており、自宅利用のためのハイスツールの需要も増えています。その洗練されたデザインは、一気におしゃれ感を演出し、カウンタースペースをより魅力的な空間に変えてくれます。また、足元には足置きが付いており、快適な座り心地を提供します。
荷物置きが付いているモデルもあり、使い勝手にも優れています。
ハイスツールは、カウンターテーブルやバーカウンターを演出したい方にとって理想的な選択肢となります。その多様なデザインや機能性を活かして、自宅の空間をより快適でおしゃれなものに仕上げてみてはいかがでしょうか。
ソファスツール
ソファスツールは、クラブやスナックなどでよく見られる総張りの製品であり、一部ではクラブスツールとも呼ばれています。
合成レザーや布製など、さまざまな素材が使われており、特に合成レザー製品は水や汚れをふき取りやすく、人気が高いです。
その柔らかな座面とおしゃれなデザインは、リビングやベッドルームなどでも、インテリアとしてマッチするので様々なシーンで利用しても雰囲気を損ないません。
また、ソファスツールはオットマンとしても利用されることが多いです。一部のソファには、ソファスツールが付属しており、間取りや好みに合わせて自由に配置することができます。
ソファスツールは、ソファの広がりを調整したり、足置きとして利用したりすることで、より快適なリラックス空間を演出します。
ミニスツール
ミニスツールは、座面の高さが低いタイプのスツールを指します。そのコンパクトなサイズと低い座面の特性から、様々な用途に活用されます。
例えば、玄関先に置いておくことで、靴を履く際に便利な腰掛けとして利用されます。また、玄関やリビングなどのサイドテーブル代わりにも活用され、本や眼鏡、スマホなどの小物を置くのに最適です。
さらに、植物を飾るプラントスタンドや、お子さまの椅子としても使われることがあります。
ミニスツールは、その小さなサイズながら様々なシーンで重宝され、インテリアのアクセントとしても活躍します。
キッチンスツール
キッチンスツールは、料理をしながらちょっと座るときに便利な椅子のことを指します。一般的なスツールと異なり、キッチン用のスツールはコンパクトさを重視しており、通常は3本の脚が特徴です。
キッチンスツールがあれば、料理中にちょっと座って休憩したり、作業をしながら腰をかけたりすることができるので、毎日のキッチン作業がより快適になります。
また、一時的にボウルや食器を置くこともできるため、キッチンの片付けや準備を効率的に行うこともできます。
キッチンスツールは、キッチン環境をより良くするために有効なアイテムと言えるでしょう。
スタッキングスツール
スタッキングスツールは、その名の通り「積み重ねる」ことができるスツールのことを指します。複数のスツールを積み重ねて収納できるため、人数が多い家庭や来客が多い家庭にピッタリです。
1つにまとめて収納することで、収納スペースを節約できるのが大きなメリットです。特に急な来客が多い場合や、年に何度か親戚が集まって料理を囲む場合などに重宝します。
スタッキングスツールは北欧風のカラフルなデザインが多く、部屋の隅に重ねて置くだけでおしゃれに見えるため、インテリアのアクセントとしても活躍します。
丸型スツール
丸型スツールは、やわらかな印象を与えるデザインで、クセが少なくどこに置いても違和感のないスタンダードなスツールです。
そのシンプルな形状は、どんなインテリアにもマッチし、置いておくだけで部屋を映えさせることができます。また、花や写真立てなどの静物を飾る棚としても利用できるため、多目的に活用することができます。
丸型スツールは、その柔らかな雰囲気と汎用性の高さから、インテリアのアクセントとして人気があります。どんな空間にも自然に溶け込み、暖かみを与える存在として、多くの人々に愛されています。
四角型スツール
四角型スツールは、カッチリした印象を与えるデザインで、その安定感は抜群です。書斎の本棚の近くに置くことで、腰かけや踏み台として活躍します。
シンプルでスマートな形状が一般的で、そのデザインは書斎などの落ち着いた空間にぴったりマッチし、機能性とスタイリッシュさを兼ね備えています。
四角型スツールは、しっかりとした安定感がありながらも、インテリアの一部としても存在感を放つため、多くの人々に愛されています。
スツールの選び方
スツールを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することが重要です。
サイズ
スツールは背もたれや肘掛けがないため、コンパクトさが特徴ですが、その中でも脚の高さや座面の大きさが選べますので、使用目的や環境に合わせて選ぶことが重要です。
たとえば、臨時の来客用椅子として使用する場合は、座面の幅が50㎝以上あるものを選ぶことで、多くの人が快適に座れます。
また、手持ちのソファやベッドと一緒に使いたい場合は、ソファやベッドの高さと合わせる必要があります。
さらに、バーカウンターで使用する場合は、カウンターの天板から25~30㎝低いものが最適です。
これらのポイントを考慮することで、より快適で使いやすいスツールを選ぶことができます。
素材
スツールの素材は前述の通り多岐にわたるため、インテリアや座り心地など、どの点を重視するかによって方針を決める必要があります。
一般的には、レザーや合皮、プラスチックなどの素材が水をはじいて管理がしやすいため、人気があります。また、木製の折りたたみスツールは、持ち運びや管理がしやすく、見た目も美しいため、屋内だけでなく、屋外でのイベントなどでも利用されるケースが多いです。
素材によってスツールの特性や使い勝手が異なるため、自身のニーズや環境に合わせて適切な素材を選ぶことが重要です。
安定性
スツールは、一般的に3本脚と4本脚のタイプがあります。3本脚スツールはコンパクトに収納できるなどの利点がありますが、安定性を求める場合は4本脚がおすすめです。
4本脚のスツールは、より広い面積で地面に接地するため、安定感があります。特に、長時間座る場合や荷物を置く際には、安定性が重要となります。
一部のソファスツールなどに見られる脚なしのタイプも、底面全体が床に接するため安定性が高いです。
使用環境やニーズに合わせて、安定性を重視したスツールを選ぶことが大切です。
デザイン
スツールは、カラーや高さ、形状などを自由に選ぶことができるため、インテリアにぴったりのデザインを見つけるのが楽しみです。
四角だけでなく丸型や動物を模したもの、キノコ型など、個性豊かなデザインのスツールも存在します。周囲のソファや観葉植物、壁紙のカラーなどとの調和を考えながら、デザインを選ぶと良いでしょう。
スツールはインテリアの一部となるので、空間の雰囲気やテーマに合わせて、モダンなデザインやナチュラルな素材感、和風のデザインなど、自身の好みや空間のコンセプトに合ったスツールを選ぶことが重要です。
目的 / 用途
目的や用途に沿って最適なスツールを選びましょう。
たとえば、普段使う頻度が少ない場合は折りたたみ式やスタッキングタイプが便利ですし、カウンターやテーブルで使う場合は天板の高さと合った座面の高さが重要です。キッチンカウンターでの飲食や調理の待ち時間に使う場合は、ハイスツールが適しています。お子様や高齢の方が使用する場合には、安定感があり倒れにくいものを選ぶと安心です。
目的や用途に合わせて選ぶ際には、座り心地や安定感、汚れの手入れのしやすさなども考慮するのがポイントです。
弘益おすすめのスツール紹介
弊社のスツールを紹介します。
ダイニングシリーズ「stay / dent」[SVE-DS006]
ダイニングシリーズ「stay / dent」のスツールは、リモートワークやテレワークに最適なデザインです。
引き出し付きのテーブルとの組み合わせで、作業時に必要な文房具や書類をすぐに取り出すことができます。また、クッション性の高いチェアやスツールは、長時間の作業でも快適に過ごせます。
さらに、軽量で移動も楽々なので、お部屋のレイアウト変更もスムーズに行え、4色展開されているので、お部屋のインテリアにも合わせやすいです。
フォールディングスツール [PFC-VS1]
フォールディングスツール PFC-VS1は、素材感のある木目柄が特徴的な折り畳み式のスツールです。
軽量でありながら頑丈で、折りたたんでコンパクトに収納できるので、持ち運びに非常に適しており、野外用ではありませんが、ちょっとした外出や持ち運びにも利用できます。
価格も手頃で、コストパフォーマンスに優れています。
KKEITO ハイスツール [SVE-KEI-HS001]
KKEITO(ケイト)シリーズのスツールは、飛騨高山で熟練の職人が手掛けた、実用的で耐久性の高いスツールです。
オーク材の中でも染み込みが良いレッドオーク無垢材に、柿渋タンニンを含む天然オイルで仕上げられています。この柿渋オイルは、柿渋特有の臭いを抑え、色の変化も少ない塗料を採用しています。
さらに、抗菌・抗ウイルス・消臭効果が期待できる素材を使用しており、安全性にも配慮されています。
スツールの活用方法
スツールは、さまざまなビジネス環境で活躍しています。
執務・オフィススペース
執務スペースや会社のオフィスでは、集中してPC作業などの仕事を行うために、しっかりとしたオフィスチェアーが利用されることが一般的です。しかし、メンバーとの会話や確認作業、またはちょっとした休憩の際には、スツールがあると便利です。
スツールを配置することで、メンバー同士が集まって作業内容の確認や意見交換を行いやすくなります。また、チームワークを高めるために、他のメンバーのデスクに立ち寄って相談する際にも気軽にコミュニケーションが取れるようになります。
また、長時間の作業に集中した後にちょっとした休憩を取る際にも、スツールを利用して足を伸ばしたり、作業環境を変えることができるので、気分転換の効果が期待できます。
効率的な作業とコミュニケーションの向上を両立させることができるスツールは、オフィスの働き方改革に役立つと言えます。
ラウンジスペース
ラウンジスペースは、数人で会話しながらの作業やカジュアルなミーティング、またはリラックスした休憩など、さまざまな活動に使えるコミュニケーションがとりやすい多目的スペースです。
ラウンジスペースでは、コンパクトで動かしやすく、アレンジがしやすいスツールが活躍します。スツールを配置することで、スペースの使い方が柔軟になり、グループでの作業やミーティング、またはゆったりとした雰囲気での休憩がより快適に行えます。
スツールは、ラウンジスペースの雰囲気に合わせて様々なデザインや素材のものを選ぶことができるので、カジュアルでアットホームな雰囲気を演出したい場合は、カラフルな布地や木製のスツールがおすすめです。一方で、モダンで洗練された雰囲気を求める場合は、スチールフレームやレザー調のスツールがより適しています。
ラウンジスペースにスツールを配置することで、より快適で居心地の良い空間を演出し、コミュニケーションを促進することができます。
ミーティング・多用途スペース
ミーティングスペースや多用途スペースでは、参加者の急な増加やさまざまな活動に柔軟に対応できることが求められます。状況に合わせて臨機応変に対応するためにスツールは非常に有用です。
人数に合わせてさっと準備できるスツールは、限られた空間をスマートに有効活用するのに役立ちます。特に、スタッキングスツールはコンパクトに収納できるため、会議室内にも備えることができ、急な会議やイベントにも対応できます。
フォーマルな個室会議室では、シックな色や素材のスツールを選ぶと、落ち着いた雰囲気を演出できます。
スツールは移動や配置が容易なため、多目的スペースやミーティングルームでの用途がさらに広がります。
スタイリッシュで機能的なスツールを選ぶことで、より生産性の高いミーティングや活動が実現します。
まとめ
スツールは、機能性とデザイン性を兼ね備えた便利な家具です。様々なスペースで活躍し、限られた空間を効果的に活用できるだけでなく、お部屋の雰囲気をアップさせるアクセントとしても重要な役割を果たします。
スツールの購入を検討している方は、ぜひ自分の生活や空間に合ったスツールを見つけるために、この記事を参考にしてみてください。
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商品掲載カタログ:UTILITY HOME 2024
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WRITER
株式会社弘益
販売部
デザイン性が求められるホーム家具と品質を求められるオフィス家具のどちらも開発してきた弘益だからこそわかる
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